浄化槽も新世紀へ

岩手県一関保健所衛生環境課
技師 小川 興隆


 この度貴協会会報に寄稿させていただき深謝いたします。
 私は現在岩手県一関保健所に勤務しております。浄化槽担当となり既に通算4年目となりました。当初は右も左も判らず、書類を扱えばままならず、現場に行けばいろいろな面で慣れなく困惑することも多々有りました。協会各位には大変ご迷惑をお掛けしましたことと思います。現在では人並みに仕事をこなせる様に(?)なりました。
 さて、協会の皆様におきましては、日頃から浄化槽による排水浄化のため、設置・保守にご尽力されていることに感謝いたします。おかげさまで平成10年度も合併処理浄化槽新設率において上位を保持することができました。浄化槽工業会各社も単独処理浄化槽の製造廃止を表明したところであり、今後は単独処理浄化槽の新設の廃止を目指して相互が連絡を密にし、また住民への積極的な広報活動を行うなど、単独処理浄化槽の廃止をすすめていただきたいと思います。既存単独処理浄化槽については、現存していない台帳上のものも多いと思われますが、合併処理浄化槽への転換をすすめるなど、新世紀にむけてより高性能な汚水処理技術を用いて、岩手の「みず」が守られることを願っています。
 今後もいろいろお世話になることと思いますが、よろしくお願い致します。