検査員のつぶやき


検査補助員の伊藤です。
皆さんどうお過ごしになられているでしょうか。この時期になると、布団から出るのも辛く、通勤にもいつもより時間が掛かってしまう等、憂鬱になりがちですが、私が最も憂鬱になるのは雪かきです。特に、朝起きて車を出すために、駐車場の前にあるこんもりと盛られた雪をどける作業は億劫です。ということで、この時期嫌でも目にする「雪」をテーマにつぶやきのコーナーを進めていきたいと思います。

まず、雪ができるメカニズムですが、これは皆さんご存知だとは思いますが、再確認として記します。雪は空気中の塵、ほこり等を核として大気中の水蒸気が凍って、氷の結晶になることによって出来ます。その氷の結晶にさらに水蒸気が凍ってくっついて成長し、雪の結晶が出来上がります。この雪の結晶が地上に落ちてくる途中で水滴になったものが雨となりますが、融けずに落ちてきたものが雪となります。ついでに雪が白い理由です。雪の結晶の一つ一つは透明です。しかし光には電波の様に波長があり、物体によって吸収する波長と反射する波長が異なる為様々な色に見えます。ですので、雪の細かい結晶が折り重なると、光の乱反射効果によって白く見えるようになるという事だそうです。

県内でも、雪の影響による停電等様々な影響が出ていますが、我が家も例外では無く、私自身も家の周りの雪かきに駆り出されています。嫌だ、嫌だと言ってもいられず、この時期更に余分についた脂肪を落とすダイエット替わりと割り切り汗を流しておりますが、こう心地よい汗を流すと、ついついビールが欲しくなってしまうという本末転倒な状態に陥っています。話を元に戻しますが、我が家では屋根に積もった雪による落雪被害も出ています。一応、屋根には雪止めが設置されていたのですが、道路に面した側にしか設置されておらず、されていない庭側はサンルーフに落雪が直撃し、大ダメージを受けています。仕舞いにはテレビアンテナも落ちてきてしまう有様で、我が家の財布事情も大ダメージを受けてしまっています。

しかし、周りの家を見渡してみると、同じような被害が出ている家は少ないように感じました。これには屋根の構造が関係してくるらしく、調べてみたところ、周りの家は寄棟造と呼ばれる4方向に傾斜する屋根を持った形式の様で、我が家に比べて屋根の傾斜が緩いものでした。それに対し、我が家の屋根の構造は、切妻屋根と呼ばれる傾斜がきつく、雪が落ちやすい豪雪地域に適したものである事が分かりました。この切妻屋根は屋根の最頂部の棟から地面に向かって、二つの傾斜面が本を伏せたような山形の形状をした屋根で、建築物の平面形状が四角形の場合切妻屋根を用いると2面だけで屋根が構成される、シンプルな屋根形状であるそうです。俗にいう三角屋根というものです。確かに、この屋根は豪雪地域ではとても活躍すると思います。ですが、ここでは家がつぶれる程雪が降る訳でも無いですし、雪が豪快に落ちてきて良い程土地がある訳でもありません。やはり、家を買う際には色々と調べてから買うことが大事ですね。

結局、何が言いたかったのか分からなくなってしまいましたが、この岩手に住んでいる以上、雪とはうまく付き合っていかなければならないのだなと痛感する今日この頃です。まだまだこの寒さも続きそうではありますが、皆さんもお体に気を付けてお過ごしください。

検査補助員 伊藤 勇介