「ごあいさつ」

公益社団法人 岩手県浄化槽協会
会長 関根 信


 謹んで皆様に新春のお慶びを申し上げます。
 昨年の年の瀬から、穏やかで暖かい日が続く日本列島各地ですが、当協会事務局がある盛岡近郊の街中でもほとんど雪が無く、大変過ごしやすい新年を迎えることができました。天候にも恵まれて初詣の参拝者の出足も良く、例年だと厳しい寒さや雪に悩まされることが多い北国のお正月としては、明るく希望に満ちたスタートになりました。

 今年、岩手国体・全国障害者スポーツ大会を開催する岩手県では、大震災被災からの「本格復興完遂」を掲げ、同時に、ふるさと振興・地方創生にも積極的に取り組む姿勢が示されています。
 当県の沿岸部においては、被災直後から、個別に生活排水処理が整備できる浄化槽の活用が進みました。これからも、浄化槽により迅速に整備でき、県民皆様に貢献できる箇所はまだまだあると見込まれますので、適切に浄化槽を選択して頂くようお願い申し上げます。

 さて、昭和58年に浄化槽法が整備されてから、30年余が経過しました。高度経済成長時代を経て、以前は、「下水道整備が進んでいけば消えて無くなる」(あまり良い表現ではないのですが)と、業界関係者でもそう思う方がいた浄化槽でしたが、ハード・ソフト両面においてのたゆまぬ努力により、今日では、下水道と同等な恒久的生活排水処理施設としての位置づけを得られるようになりました。
 将来にわたって、引き続き県民皆様に浄化槽を使い続けていただくためにも、より一層、維持管理体制のレベルアップが必要であると思います。そのためには、業界として、人材確保や技術向上が肝要となりますが、各社においては就業環境の処遇を改善し、社会的にも経済的にも、従事者の方の地位向上に取り組むことも大切になるでしょう。
 浄化槽は個別処理方式であります。地元出身者が職に就き、地元に密着した社会人に成長して地域に貢献するという、これから推進されていく地方創生に寄与できる要素も大きいという期待があります。そこで、全国浄化槽団体連合会でも、一層の浄化槽普及推進とともに、中央省庁に対しても、地方創生へのメリットをPRしているところですが、県内でも現場の技術者・会社経営者で協力し、これからも地元岩手を元気にするような業界を目指していきましょう。

 役割の大きさを認識しつつ、法定検査・機能保証制度の運営を柱として、さまざまな研修や情報提供により、協会職員一同も力一杯県民の皆様・協会会員のために活動してまいりますので、関係者の方々には、本年も今までと変わらないご指導を賜りますようお願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。