「ごあいさつ」

公益社団法人 岩手県浄化槽協会
会長 関根 信


 暑中お見舞い申し上げます。
 6月の総会において、会長に再任していただきました。新理事の谷藤長利さん新監事の菊池正幸さん、また、再任された理事、監事の皆さまとともに、また2年間協会のかじ取りをさせていただくこととなりましたので、会員の皆さんのご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 また、総会後の表彰式において、受賞された会員企業、従業員の皆様、おめでとうございました。これからも会員、協会の活動を盛り上げていただければ幸いです。
 ご来賓の方々からは暖かいご祝辞を頂戴し、当業界を元気づけて頂き有り難うございました。心からお礼を申し上げます。今後とも、当協会に対しまして、多大なる御指導・御鞭撻をお願い申し上げます。
 さて、浄化槽協会を取り巻く環境は変化が激しく、様々な課題が生じております。私共が加盟している全国浄化槽団体連合会では、国土交通省、環境省、農林水産省三省が合同提案した [汚水処理に係る都道府県構想]や「生活排水処理基本計画」の徹底した見直しの加速を働きかけ、浄化槽整備区域の積極的な設定と拡大これに伴う予算措置を強く要望することとしています。また、単独浄化槽の合併浄化槽への転換、機能保証制度の完全実施体制の推進、自治体における浄化槽台帳システムの整備推進に取り組まれると聞いております。
 当協会といたしましても、全国の仲間と連携して業界の発展に取り組むとともに、協会及び会員の発展並びに、法定検査の推進に尽力させていただきたいと考えておりますので、会員の皆様にはよろしく御協力をお願いいたします。
 また、10月には、希望郷岩手国体が開催されますが、選手役員のほか観客も合わせると述べ数10万人が県内各地を訪れるとされています。これらの方々の生活排水の処理が適切に実施されるよう、協会、会員が日頃の業務を適切に取り組むことも国体の成功への一つの貢献ではないでしょうか。県民の方々の期待に応えられるよう取り組んでまいりましょう。
 結びになりますが、会報「みず」は、昭和56年2月創刊以来今回で70号を迎えることとなりました。創刊号を改めて見てみますと、当時の石川亀治会長の協会運営に懸ける熱い思いが伝わるとともに、当時の岩手県知事中村直氏の御祝辞に我々の役割を改めて認識するものであります。「みず」の題字も中村知事から御揮毫いただいたもので、当時の会員の皆様のご努力のたまものであり、協会の宝であります。我々の業務の役割とその大きさを忘れずに、法定検査・機能保証制度を運営の柱として、様々な研修や情報提供により、会員の皆様とともに、県民に信頼される浄化槽協会として活動して参りますので、引き続き、関係者各位から、厳しくも暖かいご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げ、御挨拶とさせていただきます。