検査員のつぶやき


 皆さんいかがお過ごしでしょうか?検査員の畑村です。
 今年も夏シーズンが到来しました。ワクワクしますねぇ?!笑 夏といえば花火、海、ビールいろいろキーワードがありますが現場で仕事をしている私達に一番密接しているのは何といっても虫でしょう。カエル、蛇、カマドウマ等苦手な人もたくさんいるのではないでしょうか?(自分も)なかでも一番私達に恐怖を与えるのはやはり〔ハチ〕だと思います。
 私も幼稚園の頃、目蓋をクマンバチに刺されたとき約三日間、目に眼帯をした記憶があります。あの時は本当に痛かった…
 ということでご存知の人はいるかと思いますが、もう一度復習の意味も込めまして今回の「つぶやき」は〔ハチ〕について書いてみようと思います。
 まずハチの習性について調べてみました。①作り始めのスズメバチの巣はとっくりの形をしているので、「あれ?トックリバチか…」なんて油断していると、いつのまにかしま模様の丸い大きな巣になっていたりする。②一度目より、二度目に刺されたときが特に要注意。ショックで死ぬこともある。③大きな顎で噛み付きながら、ぴゅっぴゅっと飛び出してくるお尻の毒針で刺しまくる。恐ろしい…④これは知っている人もいるかもしれませんが攻撃するとき、特に黒っぽいもの狙って攻撃する。これは困りました…現場では帽子とか被ったほうがいいのかもしれない。これともう1つ、先輩検査員の経験談ですが背の高い人ほど刺されやすいみたいです。(本当かな?)対応策が全然見出せませんが一応調べてみました。
 結論はやっぱり!!というかとにかく近づかない事だそうです。スズメバチが人を襲うのは巣を守る為みたいなので4mから5mのテリトリーに敵が侵入すると、オススズメバチは歯を鳴らして威嚇してくるみたいです。しかし、キイロスズメバチのように威嚇しない種もいるので、巣に気づいたら静かに後ずさりしてそっと離れましょう。またパニックを起こして急に走ったり、手を振り回したりすると蜂が攻撃してくるので(当然?)駄目との事です(そんな人はいないと思いますが…)ミニ情報ですが、最近は山林等の他に都市部でも被害が増えているみたいです。
 しかしいくら対策をとっても刺されるときは刺されると思います。という事で念のため(本当に念のため)蜂刺されの対処法も調べてみました。一番怖いのはやはりショック症状がないかどうかみたいです。アナフィラキシーの主な症状に、血圧低下、意識消失等がありもっとも重症な経過では死亡することもあります。顔面蒼白、冷汗、立ちくらみ、口や喉の中のかゆみ等がその最初の症状みたいです。こういった「とにかく具合が悪い」といった様子が見られたら一大事で、その場で横にし、衣服をゆるめ、手足を上げて血液が頭や内臓に集まるようにし、その上で救急車を呼んでくださいとの事です。アナフィラキシーは刺されてから数分~十数分で起こるらしくその時間を過ぎてからおきることは通常はないみたいです。  以上簡単ではありましたが蜂の習性や対策についてお伝えしました。いざ蜂に遭遇した時にふと今回の「つぶやき〕思い出して頂けたら嬉しいです。


検査員 畑村直也