事務員のつぶやき


 今日は「海の日」です。 海の日7月第3月曜日 「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国家日本の繁栄を願う」 この日は明治天皇が東北ご巡幸のあと、青森から船に乗り、函館を経由して横浜港に着かれた日といわれます。 (平成13年の祝日法の改変により、平成15年より7月第3月曜日となる。平成14年までは7月20日)  岩手に住む私には、「海の日」がきても、海水浴間はもう少し先のことで、ちょっとだけ、人事のような感じもするのですが、「海の日」という言葉に夏がきた!とワクワクします。
 年の瀬に、新年のカレンダーを選ぶのが、私の楽しみの一つで、何種類か、あれこれ、悩んで購入します。今年は、その中のひとつに日めくりカレンダーを選びました。
 分厚かった、カレンダーはもう、5/12の厚さになりました。めくった後はクシャッとして、ゴミ箱に捨ててしまって、絶対に振り返ることができないことを実感し、毎朝一枚めくるたびに1日が始まることを感じる一瞬です。毎朝、一枚、めくっていくと、新発見の連続です。
 日めくりカレンダーには、潮の道引きに(月について)ついても標記があります。潮の満ちに興味があったので調べてみました。
 「海の高さは一定ではありません。1日2回、ゆるやかに高くなったり低くなったり、規則的に変わっています。これが潮の満ち引きで、おもに月の引力によっておきます。月に面した海はいつも満ち潮です。その反対側は月の引力の影響は弱いのですが、地球の自転の遠心力などにより、こちらも満ち潮になります。月は地球のまわりを24時間50分かけてまわっていますが、海面はこの動きにあわせておよそ12時間25分で満潮から満潮へ、または干潮から干潮へ、高さが変わります。この月の動きに太陽の動きがかさなって、潮の満ち引きの大きさが決まります。もっとも満ち引きが大きくなるときを「大潮」と呼びます。 日本の太平洋側の満潮と干潮の差は1.5mあります。日本海側は太平洋側にくらべると小さく、40cmです。世界でもっとも満ち引きが大きいのは、カナダのファンディ湾で、15mにもおよびます。これはビル5階分にもなる高さです。また、アジアで大きいのは韓国の仁川で、10mほどの満ち引きがあります。水が引くと停泊中の船は、まるで座礁したようになってしまいます。」 ((財)日本海事広報協会  海と船なるほど豆事典 潮の道引きより抜粋)
  私は、この日めくりカレンダーで、一番、目に留めるところは、下段に、あることわざです。今日の「海の日」にぴったりのことわざですが、今年は、感慨深いものになりました。 「待てば海路の日和有り」 海が荒れているときは、しばらく待っていれば、穏やかになって船旅によい天気の日が必ずやってくる、あせらずじっくり待っていればいつかは幸運が訪れてくるものです。  
                                                                                     主事 
                                                                                     瀬川優子