Wish you a Happy New Year 2014
一面の銀世界、皆様いかがお過ごしでしょうか?日頃の運動不足と連休続きで作業服と財布が悲鳴を上げている検査員の伊藤です。
今年の干支は午です。馬と言えば、私の出身地で人口日本一の村から今年より市制移行となった滝沢市伝統の行事チャグチャグ馬コ!と言いたいところですが、競走馬!サラブレットです。今回は、この話題についてつぶやきたいと思います。
サラブレッドについて、ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、現存するサラブレッドの父、そのまた父と遡ってゆくと、どの馬もいずれ3頭の種牡馬に辿り着くそうです。このため、サラブレッドには必ず“血”の物語がつきものとなっています。
世界競馬の最高峰と呼ばれる凱旋門賞に、二度挑戦したオルフェーブルという馬がおります。結果は惜しくも2年連続2着となりましたが、国内のレースでは震災のあった2011年に三冠を制し、昨年末の引退レースとなった有馬記念(グランプリレース)では圧巻の8馬身差で有終の美を飾りました。また、オルフェーブルの父と母、そして母の父は全て日本の生産馬で固められた血統となっており、内国産だけの血統による三冠馬というのも史上初となりました。頂点にあと一歩と夢は叶わなかったものの、私の心に強く印象づけられた名馬でありました。
実はこのオルフェーブルの母(牝系)を辿ってみると、今から約100年前、日本競馬が始まったばかりの頃、岩手県の小岩井農場(敷地の3分の1は滝沢市)所有の馬が祖先となっているようです。このような稀代の名馬が自分の生まれ故郷と所縁があることは誇らしく思うところであります。
さて、一頭のサラブレッドについて、つぶやかせてもらいましたが、いかがだったでしょうか?おそらく、私が本当は何を言いたかったか、さっぱり分からなかったと思います。Tweetですから、そこはご勘弁願いたいと思います。なお、サラブレッド(Thorough-bred)の語源であるbredの和訳は“育てられた・躾けられた”という意味もあり、単なる血の繋がりだけではなく、育つ環境も関係しているようです。
最後になりますが、午年は不況になりやすい年と言われており、1954年には世界恐慌、1990年にはバブル崩壊がありました。しかし、そんなジンクスを物ともせず、勝馬券!・・・では無く、以前、調教師の一人から頂いた“愛のムチ?”で勤続20年目という第2コーナーを駆け抜けたいと思います。
それでは、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしまして、
“Those that Endeavour speak of hopes, those that don't speak of discontent.”
検査係長 伊藤 秀樹