「ごあいさつ」
公益社団法人 岩手県浄化槽協会
会長 関根 信
暑中お見舞い申し上げます。
6月の総会・表彰式において、協会表彰・顕彰を受賞された会員企業、従業員、協会役職員の皆様、おめでとうございました。ご来賓の方々からは温かいご祝辞を頂戴し、当業界を元気づけて頂き有り難うございました。心からお礼を申し上げます。
さて、国レベルの動きとして、今年1月に、新しい「汚水処理施設整備に係る都道府県構想策定マニュアル」に基づいた構想の見直しが通知されています。これらを受け、一般社団法人全国浄化槽団体連合会では、国に対して以下4項目を働きかけています。
1.「浄化槽整備区域の拡大」に伴う助成
2.「単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への早急な転換」のための法改正と助成
3.「浄化槽の維持管理費に対する助成制度」の創設
4.浄化槽の一元的情報共有ネットワーク(「浄化槽管理システム」の構築とGIS機能を付加した「浄化槽台帳整備推進」)のための助成
これらの要望が実現し、国の施策として、浄化槽が設置しやすくなるよう期待をしています。
また、協会員の皆様からは、県内市町村の浄化槽行政に関して、助成金による補助基数や申請の取り扱い等において、浄化槽を設置しようとする住民側に、より一層寄り添った施策を進めてほしいとのご意見を頂いているところでもあります。要望等については、できるだけ協会としても窓口になれるよう工夫をしてまいりますので、たくさんの意見をお寄せください。
私が言うまでもなく、浄化槽を設置して頂くには、施工から維持管理まで、業界が担っている分野の信頼性が高くなければなりません。維持管理の技術力向上には、会員皆様のたゆまぬ努力が不可欠です。現状に甘んじることなく、互いに切磋琢磨して取り組む必要があると認識しています。
今年は、県当局主催で、保守点検業者の研修会が10月に予定されていると聞いております。多くの会員が参加され、県民の方々の期待に応えられるよう取り組んでまいりましょう。
昨年、公益社団法人となり、その新たな歩みを始めて間もない当協会です。引き続き、関係者皆様から、厳しくも暖かいご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げ、会報発行に当たっての挨拶とさせて頂きます。