公益社団法人岩手県浄化槽協会
平成二十七年度(第三回)定時総会挨拶

岩手県知事
達増 拓也


 公益社団法人岩手県浄化槽協会「平成二十七年度定時総会」の開催に当たり、御挨拶を申し上げます。
 公益社団法人岩手県浄化槽協会及び会員の皆様におかれましては、日頃から、浄化槽の普及促進や適正な維持管理など、浄化槽行政全般にわたり多大なる御支援、御協力を賜り、心から御礼を申し上げます。
 また、東日本大震災津波の被災地における浄化槽の維持管理、増加している新設浄化槽の法定検査などに精力的に御尽力を賜っていることに対し、改めて感謝申し上げます。
 さて、岩手県では、東日本大震災津波復興計画の折り返しの年である本年を「本格復興邁進年」と位置付け、県内外から様々な御支援をいただきながら県民が一丸となって、復興を一層加速させるための取組を全力で推進しているところです。
 また、来年には『復興のシンボル』と位置付けられている「希望郷いわて国体」・「希望郷いわて大会」が本県で開催されます。全国の皆様を「おもてなしの心」で迎え、これまでの御支援に対して感謝の意を伝えるとともに、復興に向けてまい進する姿を御覧いただく絶好の機会となっておりますので、皆様におかれましても、御支援を賜りますようお願い申し上げます。
 貴協会においては、浄化槽法に基づく法定検査、調査研究をはじめとして、様々な活動を展開されておりますが、とりわけ、浄化槽の適切な維持管理と水質改善に向けた調査研究については、本県はもとより、全国でもその功績が認められ、我が国の環境の保全と快適な生活環境を創造する一助となっております。
 広大な県土を有する本県における適正な汚水処理及び水環境の保全のためには、下水処理施設の普及のみならず、浄化槽の活用が必要不可欠となっており、県としても、浄化槽の適正な維持管理への助言・指導、県民の理解醸成など、貴協会と連携して取り組んで参りますので、今後とも皆様の御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 結びに、貴協会及び貴会員の皆様のますますの御発展と御健勝を祈念いたしまして、挨拶とさせていただきます。