公益社団法人岩手県浄化槽協会
平成28年度(第4回)定時総会 総会ご挨拶

岩手県知事
達増 拓也


 はじめに、この度の熊本地震で犠牲になられた方に対し、心からお悔やみ申し上げるとともに、被害に遭われた全ての皆様に御見舞申し上げます。
 公益社団法人岩手県浄化槽協会「平成28年度定時総会」及び「功労者表彰式・祝賀会」が多数の皆様の御出席の下、盛大に開催されますことを、心からお祝い申し上げます。
 また、秋には『復興のシンボル』として「希望郷いわて国体」・「希望郷いわて大会」が開催されますが、全国の皆様に感謝を伝え、復興に向けてまい進する姿を御覧いただく絶好の機会ですので、皆様の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 さて、東日本大震災津波から5年が経過し、岩手県では今年を「本格復興完遂年」と位置付け、恒久的な住環境整備などの復興の取組を全力で推進しております。それに伴い、震災以降増加している浄化槽の新設が今後も数多く予想されます。また、県土が広大であるという本県の特徴から、適正な汚水処理及び水環境の保全のためには、下水道などとともに、県内全域における浄化槽普及が必要不可欠となっております。
 そのためには、安定した放流水質確保による、浄化槽への信頼感向上が必要ですが、会員の皆様のこれまでの多大な御尽力により、適切な維持管理が図られていることに対し、改めて厚く感謝申し上げます。
 さらに、貴協会におかれましては、浄化槽法に基づく法定検査、各種研修会など、様々な活動を展開されておりますが、特にも浄化槽の適切な維持管理と水質改善に向けた調査研究は、全国でも功績が認められ、我が国の環境保全と快適な生活環境確保の一助となっております。
 県としても、浄化槽の適正な維持管理への助言・指導、県民の理解醸成など、貴協会と連携して取り組んで参りますので、今後とも御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 結びに、貴協会及び貴会員の皆様の今後ますますの御発展と御健勝を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。