「令和元年度(第7回)定時総会知事祝辞」

岩手県知事
達増 拓也


    公益社団法人岩手県浄化槽協会 令和元年度定時総会及び功労者表彰式・祝賀会が多数の皆様の御出席の下、盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。
御参会の皆様には、日頃から浄化槽行政の推進に多大な御尽力を賜り、この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。また、この度、御功績が称えられ、本日栄えある表彰を受けられました9名の皆様におかれましては、誠におめでとうございます。
 本年は、平成から令和へ、新しい時代に移行する節目の年であります。岩手県では、今月1日に「三陸防災復興プロジェクト2019」が開会したところであり、今後も、「ラグビーワールドカップ2019TM」の釜石開催など、復興が進む岩手に注目が集まる年となります。世界中からいただいた復興支援に対する感謝の思いと復興の姿を国内外に発信する絶好の機会と捉えておりますので、引き続き皆様の御理解、御協力をお願いいたします。
さて、県では、「いわて県民計画(2019~2028)」を4月にスタートさせ、県民一人ひとりの幸福を守り育てるため、様々な施策を展開しますが、取組の一つとして、快適で豊かな暮らしを支える生活環境を確保するため、地域の実情に合った効率的な汚水処理施設の整備を推進することとしております。
特に、浄化槽は、人口密集地域でなくとも効率的に整備できるため、広大な県土を有する本県において、より大きな役割が期待されています。本県の浄化槽法に基づく法定検査については、常に全国上位の受検率を誇っておりますが、貴協会には、引き続き、お力添えをいただければ幸いに存じます。
県といたしましても、浄化槽の適正な維持管理への助言・指導や、適正な汚水処理についての県民理解の醸成などにつきまして、貴協会と連携して取り組んで参りますので、今後とも御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
結びに、本年度、設立から50周年を迎えられる貴協会及び貴会員の皆様の今後ますますの御発展と御健勝を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

令和元年6月21日